水質浄化・油流出対策・環境保全の技術開発・設計・販売(全国対応)
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テクニカルリポート
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沈降分離の骨子
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自然沈殿
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沈澱池の固液分離は、先ず初期の流入部近傍において粗大粒子の優先的な単一沈降で約80%除濁され、沈澱池中央部迄に沈降しない微粒子は拡散してキャリオーバーとなる。故に沈澱池の全体効率(容積・通水断面積・沈澱池表面積)等は、50%以下である。
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凝集沈澱池
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高速沈澱池のスラッジ・ブランケット形やスラリー循環・複合形等は、フロックの接触濃度を高める事で、短時間で清澄水となり、フロック層が形成されれば接触・ろ過効果で99.9%以上の除濁となる。一方単一沈降の横流沈澱池では、水面積負荷による沈降で沈殿池の深さが短い程、短時間で沈降が終了するという技術思想から、流速や滞留時間等のファクターは2次的である。仮に初期に粗大粒子と微細粒子が相互に干渉して沈降すれば、除濁率は98%以上となるが、本来、沈殿池内は温度や風による影響を受け易く、乱流域となることから、沈澱池内の流れをコントロールする必要がある。そこで浄水場では、傾斜板・傾斜管や整流壁が多段に設けられているが、高濁度原水の場合は傾斜板や傾斜管などに閉塞する要因となるので、沈澱池後段への部分的設置が多い。
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低濁度から高濁度の処理
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無閉塞水流傾斜板パトレシアは、横流式沈澱池の最も分離効率の良い初期沈殿池部に設置すると粒子の相互干渉で短時間の沈降分離をが可能とし、沈澱池容量の小さい効率の高い沈殿池となる。更に沈澱池水面から水深下に通水区画される事から、風による片流れや偏流を防止し、更に温度対流を初期水域のセル対流化する事で、沈澱池全体に流速の上昇を抑えた、処理水質の向上となる。又、運転維持管理が掛からない為、人的労務を抑えたコスト削減に繋がる等多くのメリットがある。
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技術の根幹
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新しい技術検討の際、局所的データーより、その技術の根本原理が自然原理に由来しているか否かを問う事が重要である。なぜならば、普遍的効果が得られるからである。
自然の在り様は、最少原理で最大効果をもたらすことは、自然法則で約束されている。
流体(空気・水)の扱いは、あらゆる状況変化要素に対して共通のパターンの形象が示され、エネルギーや力学の作用の物理現象が自然界に表象され、普遍的に証明されている。
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